イタリア語では「キアロスクーロ」と言われるこの言葉は描画する時に対象物の形態を観察して、対象物に対して当たる光が明部と暗部を醸し出す微妙な変化を捉えて立体感を表したり、画面構成上の効果を狙って用いる方法で、明確に段階化された明度で考え構成することで優れたアートに繋がるステップになります。 その1では最も明るい段階を紙の白さとして表します。描画材料は鉛筆です。 鉛筆にも幾つかの明暗を出す方法はありますが、今回はハッチング(hattching)です。hattingとは短い筆致を繰り返すことによって線を重ねてその多少により濃淡の階調を作り出すことをいいます。デッサンやドローイングの場合でも濃淡の階調を作り出し、その重なる部分は暗部へと向かって行きます。隙間のある独特なリズム感のある重なりの繰り返しによって美しい階調を作り出すことが出来ます。ここで示されている 鉛筆のhattingは1ストロークの長さを1cm程の長さに規定しているのは、やがて描くであろうテンペラ画の時に筆に含まれる絵具の量が限られているため、1ストロークの絵具が均等に伸びることが出来る長さに慣れるための練習でもあります。下はこれらを理解するために学んだ段階です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by johanesvermeer02
| 2018-01-08 00:28
| 教室
|
外部リンク
カテゴリ
以前の記事
2021年 05月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 06月 2020年 04月 2020年 01月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 06月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 01月 2016年 07月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2013年 12月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 07月 2012年 05月 2012年 03月 2012年 02月 2011年 12月 2011年 10月 2011年 08月 2011年 06月 2011年 05月 2010年 11月 2010年 09月 2010年 08月 フォロー中のブログ
最新の記事
検索
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||